第１４回「農」と里山シンポジウムを開催します。
川越市、所沢市、狭山市、ふじみ野市、三芳町にまたがる｢三富地域｣には、江戸時代に開拓された屋敷地・畑・平地林（ヤマ）からなる短冊状の地割形状が現在も多く残されています。かつてヤマの樹木は燃料となり、落ち葉は堆肥として畑を肥やしてきました。今日でも、三富地域の農家では、ヤマから得られる落ち葉を堆肥化して畑にすき込む伝統農法が営まれており、独特の美しい景観は都市住民の安らぎの場にもなっています。 三富地域農業振興協議会では、このかけがえのない「農」と里山のシステムを将来にわたり維持・発展させるため、シンポジウムを開催しています。 今回は、平地林を維持し、いい里山をつくるためには、新しい価値として、「儲け」や「やりがい」を見出していくことが重要であるという観点から、三富（さんとめ）の未来を考えます。